AWS IoT ボタンは、Amazon Dash Button ハードウェアをベースにしたプログラミング可能なボタンです。このシンプルな Wi-Fi デバイスは設定が簡単で、特定のデバイス向けのコードを記述することなく、AWS IoT Core、AWS Lambda、Amazon DynamoDB、Amazon SNS、およびその他多くのアマゾン ウェブ サービスの使用を開始する開発者向けに設計されています。
クラウド内のボタンのロジックをコーディングして、アイテムのカウントまたはトラッキング、呼び出しまたはアラート、何かの開始または停止、サービスのオーダー、またはフィードバックを提供するようにボタンのクリックを設定できます。例えばボタンをクリックして、車のロック解除や始動、ガレージのオープン、タクシーの配車、配偶者やカスタマーサービスの代表者の呼び出し、家庭の日用品、薬品または製品の使用量のトラッキング、または家電のリモートコントロールを行えます。
ボタンは Netflix のリモコンとして、Philips の Hue 照明のスイッチとして、Airbnb ゲストのチェックイン/チェックアウトデバイスとして、またはお好みの配達ピザの注文ボタンとして使用できるかもしれません。Twitter、Facebook、Twilio、Slack といったサードパーティー製の API のみでなく、自社のアプリケーションとも統合できます。これまでに考えもしなかった機能と結びつけてください。お客様の AWS IoT ボタンを活用する方法をぜひお知らせください。
すぐに AWS IoT Core に接続できるシンプルなデバイスを使いたい場合は、AWS IoT 1-Click サービスをお使いください。
仕組み
まず、AWS アカウントが必要です。アカウントの作成は無料で簡単です。サインアップ AWS IoT ボタンをお客様の Wi-Fi ネットワークと接続するように設定し、そのボタンを AWS IoT Core 証明書およびプライベートキーでプロビジョニングすると、ボタンは AWS IoT Core と安全に接続され、クリックによりトピックにメッセージを発行します。AWS IoT のルールエンジンを使用して、ルールをセットアップし、シングルクリック、ダブルクリック、または長押しのイベントがすべての AWS のサービスにルーティングされるように設定できます。Amazon SNS を通して通知を送信するか、Amazon DynamoDB テーブルにクリックを保存するよう設定できます。Node.js、Python または AWS Lambda 関数内の Java に書き込まれたカスタムロジックをコーディングすることもできます。それからその関数を、サードパーティーのサービスまたは他の AWS IoT を使用して接続されたものと接続するように設定できます。
AWS IoT ボタンの使用を開始するための最短の方法は、iOS または Android 用のモバイルアプリケーションをダウンロードすることです。このモバイルアプリケーションでは、必要な AWS IoT リソースを作成し、お客様が Lambda 設計図で選択した新しい AWS Lambda 関数を呼び出すボタンにイベントソースを追加します。設計図は事前に構成された Lambda 関数です。この設計図によって、E メールやテキストメッセージの自動送信、AWS のサービスのデプロイといった最適な機能をボタンのクリックと簡単に関連付けられます。
モバイルアプリケーションを使用できない場合は、AWS Lambda 設計図ウィザードを使うと AWS IoT ボタンを簡単に使い始めることができます。このウィザードでは、モバイルアプリケーションと同様に、必要な AWS IoT リソースを作成し、新しい Lambda 関数を呼び出すボタンにイベントソースを追加します。 Lambda Blueprint Wizard を使い始めるにはここをクリックしてください。 IoT Type のドロップダウンメニューから IoT ボタンを選択し、デバイスのシリアルナンバー (DSN、デバイスの背面にあります) を入力し、AWS IoT ボタンを Wi-Fi と AWS IoT に接続するための手順に従ってください。ウィザード内の手順を続行して、Lambda 関数のサンプルを更新します。 AWS IoT の詳細については、このチュートリアルをご覧ください。
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