AWS Elemental MediaConnect は、MPEG トランスポートストリーム (MPEG-TS) ワークフローと AWS Cloud Digital Interface (AWS-CDI)/JPEG XS ワークフローをサポートしています。 MediaConnect のアクティブなリソースはフローと呼ばれ、1 つまたは複数の出力に接続した単一の入力として定義されています。また、料金は実行中のフローのタイプに依存します。
- MediaConnect トランスポートストリームフローでは、実行フローごとに 1 時間単位の料金で課金を行います。加えて、フローを使用して転送されたデータのギガバイトごとの料金、もしくは、インターネットに送信された動画の帯域幅に基づき(予約済みのアウトバウンド帯域幅での料金が適用され)毎時の料金も発生します。予約済みのアウトバウンド帯域幅を使用することで、ギガバイトあたりのデータ転送料を 70% 以上削減することができます。
- MediaConnect CDI および JPEG XS フローは、実行中のフローごとの 1 時間単位の料金に加えて、出力ごとの 1 時間単位の料金で請求されます。このレートは、作成時に定義されたフローの最大映像サイズに依存します。MediaConnect CDI および JPEG XS フローでは、予約されたアウトバウンド帯域幅は利用できません。
- MediaConnect ゲートウェイソフトウェアは無償でご利用いただけます。お客様はご自身でハードウェアを用意し、Amazon Elastic Container Service (ECS) Anywhere を使用して、オンプレミスのインフラストラクチャでコンテナを実行する必要があります。詳細については、Amazon ECS Anywhere 料金表ページをご覧ください。また、MediaConnect のトランスポートストリームフローとデータ転送料金が適用されます。
スタンバイモード状態のフローはアクティブなリソースではありません。出力があったりエンタイトルメントが設定されていたりしても、アクティブなリソースとしてのコストはかかりません。長期契約や前払い料金は必要なく、使用量は任意のタイミングでの増加もしくは減量が可能です(帯域幅セットの階層に応じ 12 か月の契約が必要となる、トランスポートストリームの予約済みのアウトバウンド帯域幅を除きます)。
転送ストリームフローの料金
アクティブなリソース
データ転送
MediaConnect では、MediaConnect のリソース、AWS Elemental MediaLive、またはその他の AWS サービスとの間でデータを転送すると、データ転送料金が発生します。また、AWS 外でコンテンツを提供すると追加料金が発生する場合があります。ライブ動画出力が AWS 外の宛先に配信されると、最初の 100 GB の後からインターネットデータ転送料が適用されます。以下の料金は、MediaConnect を使用して転送したデータに基づいています。
予約済みのアウトバウンド帯域幅
12 か月の長期契約をご希望の場合は、予約済みのアウトバウンド帯域幅を使用するインターネットへのデータ送信に対して、割引料金がご利用になれます。予約済みのアウトバウンド帯域幅の料金は、契約期間中の各月において、使用時間単位のレートで課金されます。契約した帯域幅を超えて送信されるビットレートには GB 単位で課金されます。この場合は、MediaConnect からインターネットテーブルに送信するデータについての、標準料金が適用されます。24 時間 365 日の配信ワークフローを実行するお客様は、予約済みのアウトバウンド帯域幅により、標準の料金と比較して(利用量に応じ) 40%~70% 以上の節約が可能となります。詳細については、MediaConnect のドキュメントをご参照ください。
CDI と JPEG XS フローの料金
料金の例
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例 1
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例 2
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例 3
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例 4
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例 5
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例 6
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例 1
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イベント場所が、米国東部 (バージニア北部) リージョンの MediaConnect に 10 Mbps のビットレートでエンコードされたトランスポートストリーム動画を 24 時間送信し、同じリージョンの別の AWS のサービスに単一の出力を送信します。
米国東部 (バージニア北部) リージョンでのランニングコスト
0.16 USD/時間24 時間の総ランニングコスト
0.16 USD * 24=3.840 USD24 時間後に転送されたデータ
10 Mbps/8 = 1.25 MBps/1024 = 0.00122 GBbps * 3600 = 4.4 GB/時間 * 24 = 105.6 GB米国東部 (バージニア北部) リージョンの MediaConnect から別の AWS サービスへの総データ転送コスト
105.6 GB * 0.01 USD = 1.056 USDコストの合計
3.840 USD + 1.056 USD = 4.896 USD -
例 2
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配信業者は、米国東部 (バージニア北部) リージョンの MediaConnect に 30 Mbps のビットレートでエンコードしたトランスポートストリーム動画を 30 日間配信します。その際、AWS からインターネットへ、米国西部 (オレゴン) リージョンの MediaConnect に 1 つの出力、さらに米国西部 (オレゴン) の MediaConnect から 1 つの出力を使用します。
米国東部 (バージニア北部) リージョンでのランニングコスト
0.16 USD/時間米国西部 (オレゴン) リージョンでのランニングコスト
0.16 USD/時間総ランニングコスト
0.16 USD/時間 + 0.16 USD/時間 = 0.32 USD/時間 * 24 時間 * 30 日= 230.40 USD30 日後に転送されたデータ
30 Mbps/8 = 3.75 MBps/1024 = 0.00366 GBbps * 3600 = 13.184 GB/時間
13.184 GB/時間 * 24 時間 * 30 日 = 9,492.48 GB (9.27 TB)米国東部 (バージニア北部) リージョンの MediaConnect から米国西部 (オレゴン) の MediaConnect への総データ転送コスト
9,492.48 * 0.02 USD = 189.850 USD米国西部 (オレゴン) からインターネットまでの総データ転送コスト (最初の 1 GB は無料)
9,491.48 * 0.090 USD/GB = 854.233 USDコストの合計
230.40 USD + 189.850 USD + 854.233 USD = 1,274.483 USD -
例 3
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配信業者が、米国東部 (バージニア北部) リージョンにおいて 1 つの MediaConnect フローを使用し、50 Mbps のビットレートのトランスポートストリーム動画を AWS からインターネットに送信しているとします。この配信業者では、この動画を 24 時間 365 日、送信し続ける計画です。この配信業者は、12 か月の長期契約をして、50 Mbps の階層でアウトバウンド帯域幅を予約することで、インターネットへのデータ送信を割引料金で利用できます。
米国東部(バージニア北部)リージョンでのランニングコスト
0.16 USD/時
米国東部(バージニア北部)からインターネットに送信する、予約済みアウトバウンド帯域幅の 50 Mbps 階層
1.161 USD/時
1 時間あたりの総コスト
0.16 USD + 1.161 USD = 1.321 USD
1 か月当たりの総コスト
1.321 USD × 24 時間 × 30 日 = 951.12 USDアウトバウンド帯域幅を予約した場合の、オンデマンド料金と比較した割引額
予約済みアウトバウンド帯域幅の料金(GB 単位)= 0.052 USD / GB
オンデマンドの料金 = 0.09 USD / GB
配信業者では、予約済みのアウトバウンド帯域幅を使用することで、コストを 42% 節約 -
例 4
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ある有名なイベントのために、配信業者は 2 つの 1080i50 JPEG XS ストリームを、欧州 (アイルランド) リージョンの別々のアベイラビリティーゾーンにある 2 つの MediaConnect インスタンスを使って送信し、それぞれのインスタンスで AWS CDI を使って 1 つの出力を作成し、AWS Elemental MediaLive に送信します。MediaLive のコストはこの計算に含まれていません。イベントはトータルで 4 時間続きます。
欧州 (アイルランド) リージョンにおける CDI/JPEG XS 1080i 動画の 1 時間あたりのランニングフロー価格
3.00 USD/時欧州 (アイルランド) リージョンにおける CDI/JPEG XS 1080i 動画の 1 時間あたりの出力コスト
0.13 USD/時MediaConnect の 1 時間あたりの総コスト
3.00 USD + 3.00 USD + 0.13 USD + 0.13 USD = 6.16 USD4 時間のイベントにかかる MediaConnect の総コスト
6.16 USD/時間 * 4 時間 = 24.64 USD -
例 5
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6 時間のイベントを取材する配信業者では、MediaConnect を使って映像を複製し、複数の宛先に動画を配信するとともに、映像信号をリアルタイムに監視しています。映像は 1080p で、ワークフローは米国東部 (バージニア北部) リージョンで実行されています。3 つの MediaConnect CDI フローが使用され、各フローには 2 つの CDI 出力があります。EC2 インスタンス上で動作するプロダクションスイッチ、マルチビューワー、プレイアウトアプリケーションのコストはこの計算に含まれません。このユースケースの詳細については、ドキュメントページをご覧ください。
CDI/JPEG XS 1080p 動画の米国東部 (バージニア北部) リージョンにおける 1 時間あたりのランニングフロー料金
1 時間あたり 6.00 USD米国東部 (バージニア北部) リージョンにおける CDI/JPEG XS 1080p 動画の 1 時間あたりの出力コスト
1 時間あたり 0.30 USDMediaConnect の 1 時間あたりの総コスト
6.00 USD + 6.00 USD + 6.00 USD + 0.30 USD + 0.30 USD + 0.30 USD + 0.30 USD + 0.30 USD + 0.30 USD = 19.80 USD6 時間のイベントにかかる MediaConnect の総コスト
19.80 USD/時間 * 6 時間 = 118.80 USD -
例 6
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ブロードキャスターは、オンプレミスの AWS Elemental MediaConnect ゲートウェイインスタンスから米国東部 (バージニア北部) リージョンの MediaConnect に 10 Mbps のビットレートでエンコードされたトランスポートストリームビデオを送信し、1 つの出力は米国西部 (オレゴン) リージョンの MediaConnect から AWS から MediaConnect に送信します。オンプレミスの別の場所の Gateway インスタンスを 30 日間接続します。
米国東部 (バージニア北部) リージョンの MediaConnect フローのランニングコスト
0.16 USD/時米国西部 (オレゴン) リージョンの MediaConnect フローのランニングコスト
0.16 USD/時MediaConnect ゲートウェイ用の Amazon Elastic Container Service (ECS) Anywhere インスタンスのランニングコスト
1 時間あたり 0.01025 USDMediaConnect フローと 2 つの Amazon ECS Anywhere インスタンスの 1 か月あたりの総ランニングコスト
0.16 USD/時間 + 0.16 USD/時間 + 0.01025 USD + 0.01025 USD = 0.3405 USD/24 時間 * 30 日 = 245.16 USD30 日後に転送されたデータ
10 Mbps / 8 = 1.25 MBps / 1024 = 0.00122 GBbps * 3600 = 4.394 GB/時間
4.394 GB/時間 * 24 時間 * 30 日 = 3,163.68 GB (3.16 TB)米国東部 (バージニア北部) リージョンの MediaConnect から米国西部 (オレゴン) の MediaConnect への総データ転送コスト
3,163.68* 0.02 USD = 63.274 USD米国西部 (オレゴン) からオンプレミスの MediaConnect ゲートウェイへのデータ転送コストの合計 (最初の 1 GB は無料)
3,162.68 * 0.090 USD/GB = 284.641 USD30 日間の総費用
245.160 USD + 63.274 USD + 284.641 USD = 593.075 USD